ボトル水設備の不具合診断
PET水ボトルの密栓後のへこみ:側壁が最初に変わる工程を確認
胴部の内側への変形は、底が揺れる現象、表面の擦り傷、コンベヤでの転倒とは別です。空瓶の時点で存在する場合も、密栓後の待機中や後の接触で現れる場合もあります。写真だけで負圧、熱、材料強度、充填機の故障を断定できません。最初に原状の試料を残すことが重要です。
承認されたボトルに識別を付け、空瓶排出、充填後で未密栓、密栓後の決めた待機時間、関連する最初の搬送を比較します。実際の経過時間と充填・密栓状態を記録します。同じ瓶を衛生的に追跡できない場合は、品質担当が比較群と制約を決め、容器、充填密栓、搬送の責任範囲を検討します。

観察する側壁と経過時間を固定する
承認済みのプリフォーム、ボトル、キャップの版、材料ロット、追跡可能な金型キャビティを保存します。同じ側壁領域と承認された非破壊の観察方法を使い、正常・異常試料を残します。軽量化やリブ形状の変更は、同じ呼び容量でも新しい確認条件です。容量だけで同等と扱いません。
最初の変化点で、内容物の有無、密栓状態、経過時間、実際に記録された製品・環境条件を残します。唯一の異常試料を記録前に押したり開栓したりしないでください。開栓や分析は品質手順に従います。外観は内圧の測定値ではなく、処理済み試料は未処理試料と区別します。
計数例:同じ観察時点で異なる700本を調べ、定義したへこみに14本が該当すれば2%です。同じ14本を後でもう一度見ても、新たな14本にはなりません。時間、ロット、キャビティ別の結果を残します。許容不良率、保存期間の証明、Allot Techの生産実績を示す数字ではありません。
成形、密栓後の経時変化、外部接触を分ける
廃棄箱に混ざった瓶では状態と時間の関係が失われます。比較できない条件は不明として明示し、必要な追加採取を品質担当が決めます。
| 最初の状態 | 残す証拠 | 検討する境界 |
|---|---|---|
| 空瓶の検査ですでに内側へ変形 | 版、ロット・キャビティ、固定した経過時間 | 成形、材料、容器設計の確認 |
| 充填未密栓は正常で密栓待機後に変化 | 対応する状態と時間、記録条件 | 容器と充填密栓の接続。負圧を先に断定しない |
| 特定の搬送や接触の後だけに変化 | 同じ側壁の前後と最初の接触 | 実液入り容器の搬送支持と接触 |
| 検査判定だけが変わり実物は同じ | 識別試料と独立した承認観察 | 検査の範囲と判定根拠 |
承認された一つの対策を同じ条件で再確認する
影響品の処置は品質部門が決めます。ガードを無効化せず、稼働搬送部に手を入れず、写真から加熱、冷却、通気、圧力を変更しません。有資格者がエネルギー隔離とメーカー手順に従います。
- 01
変更前に原状試料、図面、ロット関係、時系列の観察を保存する。
- 02
品質・設備担当で試料状態、観察時間、衛生、安全な採取、合否責任を合意する。
- 03
適切な隔離後、最初に不適合となった境界について一つの修正を承認する。
- 04
同じ材料、充填状態、待機条件で再試験し、最初に問題が出た搬送も含める。
- 05
形状だけでなく、別途必要な充填量、密封性、取り扱いの証拠も審査して出荷可否を決める。
容器と機械の担当範囲を付けて相談する
空瓶から存在する不良、密栓後に遅れて現れる変化、接触によるへこみでは必要な作業が異なります。新しいブロー機や強いガイドを購入しても原因が確認されたことにはなりません。最初の不一致と、その判断に使った比較試料を示してください。
Allot Techには承認版、正常・異常の実物、時間線を提供します。プリフォーム・瓶の確認、金型、フォーマット部品、充填密栓インターフェース、接続試験のどこまでが供給範囲か確認します。既設設備と不明な包装条件は明示し、写真を仕様書の代わりにしません。
材料・設計変更、機械サービス、製品条件、品質承認の責任者を決めます。短い外観確認と、必要な保管・輸送試験は区別します。開栓、再加熱、異なる取り扱いをした試料は履歴を残し、原状の比較データに混ぜないでください。
- プリフォーム・瓶・キャップの承認版
- 材料ロットと利用可能なキャビティ
- 正常異常試料と処理履歴
- 空瓶・充填未密栓・密栓後の時間線
- 最初の接触と記録された条件
- 設計・設備・品質の承認責任
よくある質問
へこみは充填機による負圧の証拠ですか?
いいえ。最初の変化と実際の状態を確認します。内部圧力と原因は専門家の承認された評価が必要で、外観から断定できません。
密栓直後に正常なら保管も合格ですか?
いいえ。合意した経過時間と必要な密封、保管、取り扱い評価が別途必要です。短い外観確認は保存期間を証明しません。
関連する問題解決ガイド
水充填機の生産量が低い・停止が多いときの確認手順
水充填機の生産量が低い・停止が多いときの確認手順 →水ボトルのシュリンク包装が緩い・破れる・傾く原因の調べ方
水ボトルのシュリンク包装が緩い・破れる・傾く原因の調べ方 →キャッピング後の水漏れ
キャッピング後の水漏れ →ラベルのしわと位置ずれ
ラベルのしわと位置ずれ →液面ばらつきと充填不足
液面ばらつきと充填不足 →コンベヤ詰まりと転倒
コンベヤ詰まりと転倒 →日付印字の抜け・かすれ
日付印字の抜け・かすれ →乾燥後も残る水滴
乾燥後も残る水滴 →サイズ替え後の立上げ不良
サイズ替え後の立上げ不良 →パック内の本数不足・過剰
パック内の本数不足・過剰 →キャップ詰まりと供給切れ
キャップ詰まりと供給切れ →PETボトルの擦れ・搬送傷
PETボトルの擦れ・搬送傷 →ラベルウェブ・剥離紙の破断
ラベルウェブ・剥離紙の破断 →封函後にケースが開く
封函後にケースが開く →吹成形後のPETボトル底部のぐらつき
吹成形後のPETボトル底部のぐらつき →閉止後に液だれする充填弁
閉止後に液だれする充填弁 →排出信号があってもボトルが残る
排出信号があってもボトルが残る →積み付け後の水ボトル荷姿の傾き
積み付け後の水ボトル荷姿の傾き →斜め締めとキャップねじ噛み不良
斜め締めとキャップねじ噛み不良 →リンサーの欠噴射と間欠的な噴射
リンサーの欠噴射と間欠的な噴射 →スリーブの印刷に対してカットがずれる
スリーブの印刷に対してカットがずれる →PETブロー機の需要時に入口圧力が下がる
PETブロー機の需要時に入口圧力が下がる →Allot Techへ運転記録を送る
機種、容器図面、時間をそろえた観察記録をお送りください。不明条件は未確認と明記してください。